打ち負かした、というよりはもうぶっ潰した、と言えるかもしれません。
ニュージーランド対イギリスのクリケットの話ですけど。
クリケットとFXに何が関係あるのかって?そうですね、今朝起きたらNZドルと豪ドルが特に経済的な理由が見当たらないまま他通貨に対して上昇していたので、私のペアであるオーストラリア君と話し合ってみたところ、クリケットワールドカップのために多くの観光客が同地を訪れているからではないか、という結論に達しました。
特にニュージーランドは金曜日にウェリントンでイギリスを完封してから、今年のクリケットワールドカップにおいても注目株ですしね。
先週、オーストラリアは1月の 雇用レポートを発表し、予想値よりも低い数値と鳴りました。
豪ドルはこれを受けてFXチャート上で下落しましたが、少なくとも現在のところはNZドルの上昇トレンドに乗っかっているようです。
虹の向こう側
一方のイギリスは何でもかんでも負け続きというわけではありません。
ポンドは過去2日間低めを推移しましたが、1月の雇用レポートはいい意味での驚きを市場に与え、FXダンスフロア上で下げ止まることになりました。
イギリスでは4ヶ月連続で前月の雇用レポートが上方修正されており、当初発表されていた2.97万人の失業者減少が3.58万人の減少になりました。Wowzers!
このおかげでイギリス経済は1月で失業率を6年ぶりに5.8%から5.7%まで下げることができました。
その他の雇用指標も記録的なレベルに達しており、雇用率は73.2%に上昇、1971年に記録が始まって以来最高レベルとなりました。
また去年のイギリス経済は主に弱い賃金上昇率に悩まされたものの、最新の調査ではその心配も要らないようです。
平均時給は当初の1.8%から2.1%上昇し、予想されていた1.7%よりも大幅に上昇しました。
このため賃金上昇率は12月の時点で0.5%、1月で0.3%に下落した現在の年間CPI を明らかに上回っています。
実際賃金の上昇は消費者インフレ率を過去4ヶ月間加速しており、このため消費者は積極的に消費を増やし、実質価格の下落を感じられることでしょう。
この雇用レポートから何かを結論付けるならば、BOEのカーニー総裁がイギリス経済はインフレ率が低下しがちな中でも生き延びることができるし、消費は上がりさえするだろうと述べていたことが確かであったということでしょう。
ポンドはこのままBOEの次なる一手が金利引き上げという考えの元、上昇トレンドに向かうのでしょうか?
三振:ギリシャ対ヨーロッパ
ここ最近ギリシャとEUについてたくさんお話ししていますが・・今回で最後となるかもしれません。
ヨーロッパの財務相は今日この2週間で三度目となる会議を開き、ギリシャへの財政援助について話し合う予定です。
木曜日、ドイツはギリシャの財政援助延長の申し出を拒否しました。
財政援助は正式には2月28日に打ち切りとなり、政治家たちに早く合意を取るようプレッシャーをあたえています。
多くの財務相は投票のため、新たな返済プログラムについて自国の国会で説明する必要があります。
ヨーロッパ市場は昨日ギリシャとの何らかの合意に達するのではないかという希望の元いい結果を残しました。
もちろんドイツがギリシャの申し入れを受け入れるのかどうか、またあくまで短期の問題解決策に正式に同意するのかどうかは、今日のユーログループ会合の結果を見るためしばらく待たなくてはいけません。
しかしながらCNBCにのアナリストによると、欧州中央銀行(ECB)はもしギリシャの財政援助に関する合意に失敗し、ギリシャがユーロ圏を脱退するような事になれば投機家が大陸周縁国の負債を狙うのではないかと非常に心配しているようです。
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