中国とヨーロッパの爆弾

先週のボラティリティの後、マーケットは一段落するかと思いきや、中国とヨーロッパがFXフロア上で思わぬ下落を見せ、我々を驚かせました。中華人民銀行(PBOC)が金利カットを発表し、ECBではスーパーマリオとしてしられるマリオ・ドラギ氏が「遅延なく」インフレ率を引き上げる狙いについて語りました。

中国の利下げと不安

中国が利下げに踏み切ったことで
中国が先週のアジア太平洋経済協力会議(APEC)で語った「新常態」について全く満足していないことが分かりました。
人民銀行の政策担当者は最終的に世界第二位の経済大国は切実に景気刺激策を必要としていると認めました。

人民銀行の貸出基準金利と預金基準金利の引き下げは約二年ぶりで、
マーケットはこれに乗じて大きく買いに走りましたが
この利下げには強い警告のトーンがあることに注意せねばなりません。

一応北京発表の中国の名目経済成長率は7.3%ですが、中国の懸念はそれどころではなく大きなもののようです。

1. クレジットサイクル問題
北京政府は(彼らの基準で)経済成長率が7%を下回った場合、
クレジットサイクルに深刻な問題が発生することを恐れています。
これが破綻すると企業は倒産し、債務不履行が発生し、多くの人々が解雇されてしまいます。
(例えば2008年に当時の世界金融危機のために補助されたローンなど)

2. インフレ率低下

北京政府が直面している他の問題は、世界の多くの国々と同じくインフレ率が下落していることです。
さらに世界各国と同じようなことに、中国はもし自国経済がデフレに陥った場合
上記に上げたような問題が加速しかなりの損失を被ることになります。
これを念頭におくと、今回の利下げが今後数ヶ月で達成せねばならないと既に示されている程
マネーフローを十分に増加させ成長を促進するであろうという分析の多くには疑問がのこちます。
いずれにせよ北京がそうしたいという意志を持っているかどうかは見るべき大事な点であり、
少なくとも金曜日の発表は正しい方向への第一歩と言えるでしょう。

ECBの金融緩和

金曜日の中国による利下げの前に、ヨーロッパ中央銀行(ECB)のマリオ・ドラギ総裁は
ECBの行動が金融面で何かしらのインパクトを起こすことができても、それが経済面にまで十分に波及しないのではないかとの懸念を話ました。
それでは多くの問題が残されたままになってしまいます。
マーケットは彼が「インフレーションに関するさらなるリスクが実現するならば、我々はさらなる経済への介在を拡大するつもりである」と述べたことに着目し、QEはおそらく来年の第1四半期に行われるのではないかと信じています。
ドラギ氏の発言は株買いへの燃料となり、スペイン、ドイツそしてフランスなどでは軒並み2.5%以上の高さで閉場となりました。

市場の反応

世界の株式市場は金曜日の中国利下げ発表のため大きく値上がりしました。
アメリカの株式市場は中国の変化球に利確できず、週の最後ということもあり
最初の熱気はしぼんでしまったもののS&Pとダウは記録的高値となり5週連続の更新となりました。

金曜日のニュースは石油市場にとっては一時執行猶予となり、BrentとWTIの価格双方が上昇を見せました。
一方1バレルあたり60ドルのラインまでこのまま石油価格の下落が続く可能性は未だ払拭できていません。
エネルギー産業は基本的にキャッシュ・フローが重要なビジネスであり、90$を想定したビジネスモデルで価格が下がり続けることは債務不履行を意味します。
特にアメリカではシェールブームのため生産を続けることに非常に大きなレバレッジがかかっています。
OPECは週末にレポートを発表し、アメリカの石油輸入が30年ぶりの低値となっており、アメリカが自国内での効率化に血道を上げていることが伺えます。

今週のピックアップ

アメリカでは木曜日にサンクスギビングデーを控えており、今週のドルの動きはスローになることが予想されます。
週初めの取引量は少しずつ減退し、日が経つごとに尾を引くような形になるでしょう。
ただし経済データが全くないというわけではありません。
第三四半期二度目ののGDPデータがアメリカ、イギリス、ヨーロッパのいくつかの国々から発表されます。

今夜には日銀の議事録が発表され、おそらく更なる追加金融緩和に踏み出した彼らの最新の決定についての詳細が明らかになるでしょう。
月曜日の日本はレイバー・デーで祝日のため閉場しており、中国からのニュースに反応していない状態です。
日本の株式市場に典型的に、今夜さらに大きな動きが期待できます。

一方ヨーロッパとアメリカの経済カレンダーは非常に軽いものですが、
金曜日の株式市場の動きはいくらかの利確やポジション調整の動きを生むため
今日もまた忙しい日になる可能性があります。

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短期FXテクニカル・レベル分析

EUR/USD 4時間足: リバウンド。

Invest Divaのポジション: 1.2363の上でロングポジション。ターゲットは1.2487と1.2563.

テクニカル分析: 1.2363のキーサポートレベルを下抜けできず、リバウンドしています。一目の雲の下にとどまっているため、今回のリバウンドの後は長期的に下落が見込まれます。RSIは中立エリア下方で上昇中です。

代替シナリオ: 1.2363の下で1.2299と1.2241をターゲットに下落。

ストップとリミット:

サポートレベル ピボットレベル レジスタンスレベル
1.2299 1.2487 1.2624
1.2241 1.2363 1.2563

NZD/USD 4時間足: 一目の雲の下で保ち合い。

Invest Divaのポジション: 0.7936の下でショートポジション。ターゲットは0.7659と0.7461です。

テクニカル分析: 23%フィボナッチレベルと一目の雲を上抜けできず、RSIは中立エリア付近で保ち合いです。

代替シナリオ: 0.7936の上で0.8108と0.8247をターゲットに下落。

ストップとリミット:

サポートレベル ピボットレベル レジスタンスレベル
0.7659 0.7936 0.8247
0.7461 0.8108

USD/CAD 4時間足: 61%フィボナッチレベルでリバウンド。

Invest Divaのポジション: 1.1226の上でロングポジション。ターゲットは1.1272と1.1317です。

テクニカル分析: ターゲットであった1.1226の61%フィボナッチレベルに到達し、リバウンドしています。RSIは中立エリアに向かっています。

代替シナリオ: 1.1226の下で1.1171と1.1080をターゲットに下落。

ストップとリミット:

サポートレベル ピボットレベル レジスタンスレベル
1.1171 1.1226 1.1317
1.1080 1.1272

USD/JPY 4時間足: 保ち合い中。

Invest Divaのポジション: 117.50の上でロングポジション。ターゲットは118.86と119.78です。

テクニカル分析: 一目の雲で上昇が続いています。RSIは中立エリアの上空で遷移中です。

代替シナリオ: 117.50の下で116.56と115.60をターゲットに下落。

ストップとリミット:

サポートレベル ピボットレベル レジスタンスレベル
116.56 117.50 119.78
115.60 118.86

GBP/USD 4時間足: 保ち合い。

Invest Divaのポジション: 1.5731の下でショートポジション。ターゲットは1.5591と1.5481です。

テクニカル分析: 前回の底値と23%フィボナッチレベルの間で横ばい状態をつづけており、一目の雲に突入しました。RSIは中立エリア付近です。

代替シナリオ: 1.5731の上で1.5817と1.5887をターゲットに上昇。

ストップとリミット:

サポートレベル ピボットレベル レジスタンスレベル
1.5591 1.5731 1.5887
1.5481 1.5887

USD/CHF 4時間足: 下落。

Invest Divaのポジション: 0.9648の下でショートポジション。ターゲットは0.9592と0.9548です。

テクニカル分析: 前回の底値の手前で引き戻され、一目の雲に近づいています。RSIは中立エリアに下落中です。

代替シナリオ: 0.9648の上で 0.9737と0.9815をターゲットに上昇。

ストップとリミット:

サポートレベル ピボットレベル レジスタンスレベル
0.9592 0.9648 0.9737
0.9548 0.9815

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Then something wild happened.

Only two months ago Oracle stock was flying. Analysts cheered. AI deals stacked up. The company felt like it had finally stepped into a new era.

Now the mood has flipped.

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