NFP発表に備えよ!

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NFP発表に備えよ!

今日はニュージーランドの祝日ですが、もちろん明日に控えた1月のアメリカ雇用レポートへの準備を怠る理由にはなりません!

米非農業部門雇用者数(NFP)データは、カナダの貿易収支と共に明日金曜日の午後2:30(EST)に発表予定です。USD/CADトレードに備えて準備をしましょう。
ところで最初に注意したいのですが、もしあなたが私のように色々忙しすぎて心身共に余裕がない場合は、無理にニュースに合わせて取引するのではなく単純にストップやリミットの調整をして長期トレードに備える方がいいかもしれません。

それではファンダメンタルテクニカル分析の双方からアプローチしていきましょう。

巷の予測とファンダメンタル分析

投資家やアナリストの間では1月は23.6万人の雇用増加が見積もられています。これは12月の25.2万人の増加よりは若干少ない数字となっています。予想通りに行けば失業率も5.6%のまま据え置きとなるでしょう。

一方先行雇用指数は嬉しくない方向でのサプライズを暗に示しているようです。ADP非農業雇用変化数は期待を下回り、たった21.3万の増加となっています。ISM製造業指数における雇用部は56から54.1に下がっており、非製造業指数では55.7から51.6といずれも1月の雇用面はスローダウンという結果になっています。

下図はEstimizeの過去2年間におけるNFPの期待値と実際の数値を表しています。

12月分は期待値24.1万人に対して実際は25.2万人と良い数値が出ており、失業率も5.8%から5.6%に改善しました。

しかし詳細に見てみると、同時期に労働力参加率が著しく下がっていることがわかると思います。これはつまり多くのアメリカ人が労働市場から退場し、職を探すことを諦めてしまったということです。賃金上昇率も低く、平均賃金は前月比0.2%の減少となっています。

USDCADのテクニカル分析

こうしたネガティブな予測から、USD/CADのペアは前回のターゲットかつレジスタンスレベルであった1.24に向かってリバウンドしており、 同レベルは現在新たなサポートレベルとなっています。
長期的には米ドルが6年ぶりの高値となる1.30に到達するかしないかといったとことですが、石油価格も回復が期待されること、またNFPの予測から更なるリバウンドに直面しつつあります。

1.2286の23%フィボナッチレベルがボリンジャーバンドの中心線とピッタリ重なっており、最低でもこのレベルにまで下落すると考えられます。しかしながらペアは未だに一目の雲の上にあり、1.17の50%フィボナッチレベルを下抜けして初めて長期的見通しも弱気に転じるでしょう。この時ターゲットは1.1461と1.1134です。

もしくはNFPが予想以上に好調だったらどうでしょう?金曜日の発表に要注意です。