AUD USDは一目の雲を上抜けるでしょうか 豪ドルFX取引戦略
こんにちは! 6月、豪ドルは今のところ良い雰囲気ですね。オーストラリアの経済は2016年の第一四半期良い状態に思われます。しかし、米ドルは大きな悪夢に直面しています。そのためAUD/USDは、FX市場で上向いています。その一方で、通貨ペアは大きなレジスタンスラインに向かおうとしています。そう!一目の雲を上抜けるかどうかの真っただ中にあるのです。米ドルは強さを取り戻して再び通貨は下向きになるのでしょうか?Invest Divaのダイヤモンド分析をして、2016年6月の取引戦略を練りましょう!
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AUD USD Testing Ichimoku | Mr. Aussie – Ms. USA dancing on the forex dance floor
1.オーストラリア経済
火曜日に、オーストラリア準備銀行は、金利を据え置く事を決定し、声明では、急いで金利を下げる事は考えていないというシグナルを出しました。グレンスティーブ総裁は、火曜日の決定に伴う声明において、今回の会合で政策を変えなかったのは、持続的な経済成長とインフレターゲットに敵うだろうと述べました。
それではオーストラリア経済の良い点と悪い点を見てみましょう。
良い点
- 2016年の第一四半期、オーストラリアの経済はよいペースで成長した。5月の政策決定会合で金利を下げた時はもっと緩やかなペースで成長していると考えていたRBAにとって、良いニュースでした。
- 住宅市場は未だ健全です。投資家にとって住宅ローンの低下は、住宅バブルの危機が和らぐ事になるかもしれません。
- 事業貸付はさらに加速しました。鉱業部門ではない部門への投資をさらに加速させる期待があります。
- 第二四半期、貿易は良い雰囲気で始まりました。2015年2月以来の、貿易赤字が最小でした。
悪い点
- 4月の雇用者数は、表面上は良く見えたが、詳細を見るとそこまで良くないです。特に、正規雇用の減少が続いています。
- そこまで良くない失業者状況は、家計消費に影響を与え始めるでしょう。4月に小売り販売は、ピークでした。
- 4月の企業景況感は、低下しました。
- 5月のTD証券会社、インフレ率は-0.2%に減少しました。
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全体的には、オーストラリアの経済指標はすべて良いわけではなく、消費者支出に影響を与え始めている兆しがみられます。しかし、そのほかの面では、未だ健在です。賃金の低下と消費者支出の低下が続くと、インフレ率に影響を与えるかもしれません。これがRBAの大きな心配です。
注目すべきは
インフレ予想 6月14日
・雇用統計 6月16日
・住宅価格指標 6月21日
・新規住宅販売 6月29日
2.アメリカ経済
非農業部門雇用統計が発表されて米ドルはパニックになりました。そのうえ月曜日にジャネットエレンは、新たな経済への不確かさが解消されるまでは、中央銀行は短期金利を上げないだろうと述べました。
5月の非農業部門雇用統計は、表面上は良い面悪い面が両方あるように見えましたが、詳細を見るととても悪いものでした。賃金は緩やかに成長しているがわずかにペースが緩くなっていました。しかしそれは予想されていました。予想されていなかったのは、非農業部門雇用者数がとてもひどいものであったという事です。
この非農業部門雇用者数が100Kを下回った事によって、悪い統計への反応がさらに増幅されたようです。なぜ100Kが重要なのでしょうか?その理由は、エレン総裁が12月に、「新たに労働力になる人びとに仕事を与えるためには、月に100.000弱の仕事が必要である」と発言したからです。つまり、アメリカ経済が、少なくとも月に100Kの仕事を生み出す限り、問題はありません。
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以前のFEDの声明から、金利の上昇は次の3つの経済状況によるということが分かります。
- 成長の度合い
- 労働市場状況の改善
- よりよいインフレ率
非農業部門雇用者数が100Kを下回ったため、一つめの状況が危機にあることを示しています。一方で。二つ目の状況が予想外に良いです。(少なくとも今のところは)これを考えると三つの悲観的な結論になります。
- 6月の金利上昇はほとんど考えられない
- 7月の金利上昇の確率は低くなった
- アメリカ経済が弱くなっていく可能性がある
上記を考えると、米ドルがパニックを起こしたのも不思議ではありません。
唯一の良いニュースは、今週労働省の労働統計局によって公表された単位労働コストによって、労働力を雇うための合計コストが増加していることが分かります。生産コストや株価、インフレ率などで、トレンドになる可能性があり、FX市場で少し良い状況を作りました。
金利上昇への期待は変化しますか?ここでシェアしましょう!
次に予定されているのは
・小売り業績 6月14日
・FOMCの金利政策決定 6月15日
・GDP統計 6月28日
3.テクニカル分析 AUD USDは一目の雲を上抜けるのでしょうか
さて次はAUD USD FX取引戦略のためのInvest Divaダイヤモンド分析のポイントの一つであるテクニカル分析をしましょう。
月足チャート:通過ペアは一目の雲の下にあります。上向きダブルトップチャートのネックラインに支えられています。レジスタンスラインは、フィボナッチ23%ラインの0.78です。
AUD USD Testing Ichimoku – Monthly Chart Technical Analysis
日足チャート:日足チャートでは、一目の雲に入ろうとしているのが分かりますか?これは一目の観点からとても重要であるだけでなく、フィボナッチの38%ラインでもあります。しかし、注意したいのは、次の期間の一目は下がっている一目であり、この一目の雲を上抜ける動きは、一時的なものになるかもしれません。
AUD USD Testing Ichimoku – Daily Chart Technical Analysis
4.AUD USD FX取引戦略 2016年6月
Invest Divaの生徒のみなさんなら、すでに今までの事を考え併せて自分自身の戦略を思い付いているでしょう。しかし、初めて来た人や始めたばかりの人のためにも説明しますね!
現在の経済指標はAUD/USDの上向きの動きをサポートしていますが、上抜けるためには大きな壁があります。月足チャートと市場のセンチメントを合わせて考えると、通貨ペアは.71から0.78の間のレンジを続けるのではないかと予想されます。金利上昇のシナリオがないことがすでに価格に織り込まれている間、アメリカの経済指標が次の引き金になりそうです。
弱気の引き金
- AUDUSDが一目の雲を上抜けることに失敗する
- タカ派のFEDや驚くべきアメリカの経済指標
- オーストラリアの経済指標が予想よりも悪い
強気の引き金
- より良いオーストラリアの経済指標
- 6月にFedが金利上昇をしない
- 6月のアメリカ経済が予想よりも悪い
- AUS USDが一目の雲を上抜ける
まとめ
現状では、さらなる強気のシグナルが確かになるのを待っています。0.71-0.78のレンジが良い取引戦略となるかもしれません。あなた自身のポートフォリオや他の通貨、株ETFなどを学ぶには投資コーチングを予約してください!
以下が重要なラインです。
Support Levels | Turning Point | Resistance Levels |
---|---|---|
0.71 | 0.7440 | 0.78 |
0.6350 | 0.78 | 0.84 |

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