週末のまとめと今週の見どころ

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週末のまとめと今週の見どころ

取引と金融の街ニューヨークから、インベストディバのキアナ・ダニエルが投資アドバイザーとしてあなたのお小遣い作りを助けます。
Invest Diva-ersの皆さんハッピーマンデー!
今日は月曜日、地政学と、ファンダメンタルに関わる経済ニュースをお届けします。

地政学リスク

少し様子がおかしかった金曜日のトレードを見なおしてみましょう。
欧州市場は経済データ的には静かな中、リスク回避ゲームが行われました。米国がイラクのISをターゲットに限定的空爆を開始したというニュースが流れた時は特にそうでしたが、投資家は株ポジションを慎重に動かし続けています。
奇妙なのは極めて重い値上がりしている米国株式市場です。この上昇にはいくつかの要因が考えられますが、相当数の株が週の間に5%近くも上昇したようです。またInterfaxからのニュースによるとロシアはウクライナとの国境での軍事行動を停止したとのことで、これも株式値上がりに貢献するでしょう。
現在の疑問は今後この買戻が続くかどうかです。

その他の地政学ニュースとしては、ガザとイスラエルが72時間の休戦を締結しました。どのくらいこれが継続するか見守る必要がありますが、もし最後まで停戦が成功すれば良いサインと見なせるでしょう。

イラクではISを目標とした米軍による空爆のためイギリスやアメリカからの補給物資がいくつかの難民キャンプに届いたようです。オバマ大統領は反乱鎮圧は時間がかかると注意を呼びかけており、「数週間で(この問題が)解決できるとは思わない」と述べています。

イギリスのインフレーション

英国の四半期インフレーションレポートは英国賃金上昇率がいかにゆっくりとしたペースであるかを浮き彫りにし、また2014年度がインフレ率が賃金上昇率を上回る年になりかねないことを明らかにしました。6月のインフレ率がターゲットである2%に限りなく近い1.9%であったように、この数カ月の間に中央銀行の予想インフレ率が超えられるか否かが注目されます。マーク・カーニーが賃金の上昇とインフレ率抑制のために金利を引き上げることを諦めなければならない瞬間が来るはずです。どのタイミングでしょうか。

欧州GDP

この3ヶ月間、ドイツはゼロ成長である可能性が出てきました。木曜日のデータ発表ではユーロを更に減価する可能性が濃厚で、彼らの最も強い資産が軋み始めたとき欧州投資を正当化するのは非常に難しいでしょう。

豪とNZのがっかりレポート

オーストラリアとニュージーランドは予測値よりもよろしくない雇用データの発表となりました。雇用の悪化という意味ではオーストラリアに軍配があがったようです。

オーストラリア7月の雇用数は予測の13.500の上昇の代わりに300の減少となりました。これはまた先月の14.300の増加に引き換え極めて弱い数値です。更に失業率は6.0%から6.4%に増加し、ここ12年間の最高値に達しました。労働参加率が64.7%から64.8%に上昇したことによる影響もある、というのが唯一の救いです。

今日は特に大きなイベントはありませんが、明日は国立オーストラリア銀行の企業マインドレポート、ドイツのZEW経済センチメントレポートの発表があり、特に短期トレーダーの皆さんにはいくらかのボラティリティが予測されます。

長期トレーダーの方々、小さな損失に焦らず、大局を見ましょう。短期トレーダーの方々は、責任を持って投資しましょう。
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ではまた明日お会いしましょう。

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