英金利引き上げの可能性はなし

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英金利引き上げの可能性はなし

ポンド

BOEによると、イギリス経済の経済成長はスムーズに進んでいるようです。ただひとつ、賃金上昇の問題を除いて。
賃金上昇率は未だインフレ率を上回る勢いで下落しているため、たとえ失業率が6%代の低さにあっても、金利を引き上げることが不可能な状態です。

BOEは賃金上昇率予測を2014年度に1.25%に下方修正しました。インフレ率が2%近くで遷移している以上、実質的に人々の暮らしは貧しくなります。金利引き上げは労働市場の勢いをそぐ可能性があるため、失業率の下落が停滞してしまった場合更に賃金上昇の圧力がなくなってしまいます。これは一生続く問題ではありませんが、少なくとも2014年中は金利の引き上げはないと言えるでしょう。

ポンドの対主要通貨に対する下落はしばらく様子見です。Invest Divaのフォロワーはおそらく前回述べたターゲットである1.6650と1.65を前にピップの獲得も近いのではないでしょうか。

BOEはしかし経済成長率に関しては楽観的で、今年度の成長率は3.5%、2015年には3%(長期的な理想平均値)と、政府やIMF、シティの予測値よりも強気な数値を見込んでいます。

昨日発表された日本は安倍晋三首相の巨大な景気刺激策にも関わらず2011年以来最悪の景気後退に苦しんでおり、第2四半期には経済成長は1.6%のマイナスを記録しました。またアメリカの小売売上高も芳しくなく、株式市場はBOEの発表とこれらを合わせて金利はしばらくの間更に低くなるであろうと結論づけたため、相場は上昇しました。

ユーロ

開場中のヨーロッパではフランス、ドイツ、ユーロ圏のGDP発表が注目を集めました。

単一貨幣であるユーロは足踏み状態が続いています。しかしながら投げ売りは回避し、アメリカの輸出入価格指標と失業率発表に対しポジティブに反応しドルに対しては現在高めで取引されています。

一目の雲に接近していますが、下降トレンドには変わりありません。1.3296をターゲットに更に下落が見込まれます。

ウクライナとロシアはどちらの人道支援車両が先にルハーンシクに到達するか競っており、地政学リスクは予断を許しません。ペトロ・ポロシェンコ大統領の補佐官によれば、ロシア護送団は国境で止められるようです。ウクライナ側にはまたトラックは空で、運転手はロシアの特殊部隊であろうと考える向きもあるようです。もっともこの考えはさしものプーチン大統領にしてもいささか図々しすぎるように聞こえますが。

長期トレーダーの方々、小さな損失に焦らず、大局を見ましょう。短期トレーダーの方々は、責任を持って投資しましょう。
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ではまた明日お会いしましょう。

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短期FXテクニカル・レベル分析

USD/JPY 4時間足: 更なる上昇。

Invest Divaのオススメ: 102.31の上でロングポジション。ターゲットは102.50と102.73です。

代替シナリオ: 102.31の下で102.12と102.03をターゲットに下落。

ダンスフロア概観: 一目の雲の上空で値動きしており、RSIも50の中立エリア上空にあります。

サポートとレジスタンス:
102.73
102.49
102.31 ピボットポイント
102.12
101.89

USD/CHF 4時間足: 更なる下落。

Invest Divaのオススメ: 0.9050の下でショートポジション。ターゲットはフィボナッチレベルである0.9013と0.8983です。

代替シナリオ: 0.9050の上でレジスタンスである0.9111をターゲットに上昇。

ダンスフロア概観: 38%フィボナッチレベルに向かって下方にリバウンドしており、一目の雲を下抜けしました。

サポートとレジスタンス:
0.9111
0.9050 ピボットポイント
0.9013
0.8983