英国ポンドに注目すべき7つの経済イベント

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英国ポンドに注目すべき7つの経済イベント

今週は英国ポンドに注目が集まっています。

木曜日の独立を問う国民投票は今週の英国関連資産・通貨のボラティリティを決定づけるでしょう。
主要な企業は、国民投票が「スコットランドにとって一生に一度のチャンスだ」と独立運動について述べた最初の首相であるAlex Salmondの言葉通りに進むようなら、彼らの営業を国境の南に移すつもりであることをおそらく示唆し続けるでしょう。

スコットランドの独立投票は英国ポンドにとって今週のおそらく最重要事項ではある一方、その他にも今週は多くの経済イベントがポンドのボラティリティを生む可能性があり、それ故短期FXトレーダーにとっては多くの取引機会も訪れるでしょう。

1. 英国消費者物価指数(9月16日 火 GMT 9:30)

CPIとして知られている消費者物価指数は消費者に購入された製品やサービスの価格変化を示します。
これは中央銀行のインフレターゲットに用いられているため、英国の最も重要なインフレデータと考えられています。
6月の時点で既に1.9%から1.6%に落ち込み、更に8月で1.5%に到達、BOEが掲げている2%の年間ターゲットには程遠いようです。

更なるコア・インフレ率の下落はポンドのその他の通貨に対する更なる下落を招く恐れがあります。
このためBOEは金融政策をまだ引き締める始めるべきではないといえるでしょう。

2. 英国平均所得指標(9月17日 水 GMT 9:30)

企業または政府の労働者に対する、ボーナスを含む支払い額の変化を示します。
これもまた消費者インフレ率の先行指標として利用されます。
企業が多く労働者に支払えば、その分消費者が消費する額は多くなるものです。
従ってこれが予測値よりも高ければポンドにとって万々歳なのですが、過去数ヶ月は予測値を下回り続けており、今月も同様の自体に陥る可能性があります。

3. 英国請求者数変化(9月17日 水 GMT 9:30)

失業者請求者数の変化です。8月は29,700まで下がると考えられています。6月の33,600の下落に比べると若干ペースが下がっています。

4. 英国雇用データ(9月17日 水 GMT 9:30)

英国の失業率は8月中に6.4%から6.3%に改善したと考えられていますが、再び高比率が復活する可能性もあります。アナリストらは平均賃金で0.5%のリバウンドを見越しています。

5.BOE金融政策委員会議事録(9月17日 水 GMT 9:30)

雇用データに関するポンドのリアクションは短期的なものとなるでしょうが、同時にBOEも最新の金融政策会議についての議事録を発表します。

6月に開催されたBOE会議の後英国経済は下方気味の発表が続いていましたが市場観察者はまだ少なくともレート引き上げを支持する2つの投票があると期待を寄せています。これ以外に更に引き上げ支持票が増えれば、ポンドはさらに強気となるでしょう。

6. 英国小売売上高(9月18日 木 GMT 9:30)

通常はこの木曜日よりも大きく扱われますが、ポンドトレーダーはスコットランド独立投票を前に少しの変動を見るにとどまるでしょう。消費者支出は今月0.4%の増加でペースアップが期待されます。
英国の小売売上高は5月から下降傾向で、支出では5月に0.5%の下落、続く数ヶ月はたった0.1%ほどの上昇しか見せませんでした。これは季節的要因と賃金と価格レベルが落ちていたのが主な理由です。期待値よりも回復していればポンドの価値が上がるでしょう。

7. スコットランド独立投票(9月18日 木)

上でも触れたように、英国で今週ホットな経済イベントの中でも最重要なのはスコットランドの再独立投票でしょう。
投票結果は政治的・経済的な安定性に長期的な影響を与えます。

今週のポンド取引の仕方:

シンプルです。

1-長期トレーダーのみなさん。週末のリバウンドまたは継続シグナルを探してください。
もし既にポジションを持っている場合は、ストップとリミットレベルをゆるめ市場の変動からはじき出されないように注意してください。

2-短期トレーダーの皆さん。テクニカル分析に注意しながら、ニュースを常に確認しボラティリティに備え取引してください。

長期トレーダーの方々、小さな損失に焦らず、大局を見ましょう。短期トレーダーの方々は、責任を持って投資しましょう。
そしてみなさん、InvestDivaのFX最新情報を見逃さないよう、TwitterFacebookでフォローを忘れずに!
ではまた明日お会いしましょう。

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短期FXテクニカル・レベル分析

GBP/USD 4時間足: 1.606がキーレジスタンス。

Invest Divaのオススメ:1.6155の上でロングポジション。ターゲットは1.6236と1.6326です。

代替シナリオ: 1.6155の下で1.606と1.5986をターゲットに下落。

ダンスフロア概観: キーレジスタンスでリバウンドした後、一目の雲に突入し下降ウェッジの上方バウンダリーに接近中です。このウェッジを上抜けすれば23%フィボナッチレベルまで更なる上昇が見込めるでしょう。

サポートとレジスタンス

1.6326

1.6236

1.6155 ピボットポイント

1.606

1.5986

EUR/USD 4時間足: 保ち合い。

Invest Divaのオススメ: 1.2947の下でショートポジション。ターゲットは1.2874と1.281です。

代替シナリオ: 1.2947の上で1.3020と1.3142をターゲットに上昇。

ダンスフロア概観: 全体として下降トレンドですが一目の雲の下、1.2947と1.2874の間で保ち合いに陥っています。RSIは中立エリアの下側です。

サポートとレジスタンス
1.3142

1.3020

1.2947 ピボットポイント

1.2874

1.2818

USD/JPY 4時間足: 107.36のレジスタンスレベルに接近中。

Invest Divaのオススメ: 107.36の上でロングポジション。ターゲットは107.50と108です。

代替シナリオ: 106.9の下で106.72と106.34をターゲットに下落。

ダンスフロア概観: 全体として一目の雲の上で上昇トレンドです。
ある国際ブローカーによれば市場センチメントは62%がショートで、テクニカル分析と現在のセンチメントを合わせると強気バイアスといえます。

サポートとレジスタンス
107.50

107.36

106.9 ピボットポイント

106.72

106.34

AUD/USD 4時間足: ターゲットに到達後リバウンド。

Invest Divaのオススメ: 0.8990の上でロングポジション。ターゲットは0.9083と0.9141です。

代替シナリオ: 0.8990の下で0.8950と0.8895をターゲットに下落。

ダンスフロア概観: しばらく下落し前回のターゲットである0.8990に到達しましたが、現在リバウンドし23%フィボナッチレベルに向かいつつあります。RSIは売られすぎゾーンから離れつつあります。

サポートとレジスタンス
0.9141

0.9083

0.8990 ピボットポイント

0.8950

0.8895