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それはおいておいて、今週はFXダンスフロアを震わせるであろう各国中央銀行の金利発表が相次ぐビッグな週です。
投資アドバイザーは私、キアナ・ダニエルです。イラン出身のユダヤ人で、日本留学中にFXをはじめ、現在はNYから様々なトレード情報を発信しています。
米ドルカナダドルは一目の雲の上にとどまったまま三角形の内側で保ち合いが続いています。
カナダのGDPが火曜日に、また中央銀行発表が水曜日にあるため、日足ダンスフロアではこの結果を待って三角パターンを上抜けするか下抜けするかを最終的に見分けることになるでしょう。これによってペアの長期的なトレンドも左右されます。
他の中央銀行に比べ、英中央銀行は最も楽観的かつ木曜日の政策発表においてタカ派的発言が確認できるであろう存在となっています。ポンドドルはこれによって1.55の23%フィボナッチレベルまで再び上昇すると考えられます。
現在ペアはこのレベルから一旦離れ一目の雲の中を移動しており、ターゲットとして1.52を設定していますが、23%レベルを上回った場合1.5820を最初のターゲットに見通しは上昇に転じるでしょう。
さて、皆さんはどこの中央銀行発表が一番マーケットに影響を与えると思いますか？
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ポンドがターゲットに到達！
英国中央銀行（BOE)は現在の記録的超低金利を続けることにしたようです。
これを受けてポンドは下落しています。
BOEは木曜日、現在のベンチマーク金利を据え置くことに決め、不景気に対向するため記録的な超低金利を実現してから
6年目を迎えることになりました。
BOEは金利決定を行う金融政策委員会は月例の政策会合において中央銀行のベンチマーク金利を0.5%に留めると発表しました。
委員会はまたBOEのポートフォリオを3750億ポンド（約5724億ドル）相当で変更しないことにも合意しました。
しかしポンドを上回る勢いで下落しているのがユーロで、EUR/USDは約10年ぶりとなる1.10の低値に到達しました。
この下落は今日QEプログラムが承認されるであろうECB会議を前にした投資家によるもののようであり、変動の大きさを考えるとおそらくは中央銀行でしょう、
イギリスとEUのサービス業PMIは1月よりも低い数値となりましたが、ほぼ僅差で、イギリスにとっては嬉しいニュースとなりました。
PMIは業界内のコスト増加を賃金の上昇のためとしており、この賃金の上昇こそがまさにBOEが注目していた点です。今まで賃金は雇用率の増加に追いついない状態でした。
PMIの数値はイギリスがこの第1四半期で0.6%の成長を達成できる道の半ばにいることを示しました。
ECBもまた今日の注目株です。
投資家はECBがいつそして何を（例えば短期債なのか、中期債なのか、長期債なのか、など）購入し始めるのかを知りたがっており、またドラギ総裁がQEはヨーロッパの問題への唯一の処方箋ではなく、構造改革が行われるべきなのだと繰り返し述べるであろうと考えています。
ギリシャについてはいくつか彼のコメントが期待できるかもしれませんが、状況は依然手詰まりのままです。
総裁は相当言葉選びに慎重になる必要があるでしょう。
ECB発表と同時に、今日は多くのヨーロッパ関係の経済データと、アメリカからも明日の非農業部門雇用者数を前に重要なデータの発表があります。
BOEもレート発表が控えていますが、おそらくこちらは変更なしでしょう。
株式市場は記録的高値周辺をうろついており、今週をこの最高値レベルを更新して終えるのかどうかが楽しみなところです。
ヨーロッパ市場が今日一番上昇のポテンシャルを秘めており、ドラギ総裁の発言いかんによって飛躍することができるでしょう。
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