円の行方

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円の行方

先月ドル円は6年ぶりの高水準に達する急激な上昇を見せ我々を驚かせました。
さて、この動きはいつまで続くのでしょうか?

米国GDPの最終確定値は今朝期待通りの数値で発表され、米国経済が年率にして4.6%のペースで第2四半期は成長したことがわかりました。
本日発表の最も軽めのデータとしてFXトレーダーはこのニュースを扱い、米ドルは少し強気になりドル円では上昇、ユーロドルでは下落が見られました。

日本円は昨夜発表された日本の最新インフレ率にもより大きく影響されました。
東京と国全体のコアCPIが予測されていたよりも悪い数値で出たためです。
しかしレポートでも示唆されていたように、エアコン代や夏服代などの季節的要因もあるでしょう。

消費税増税の一時的影響がこの数カ月の間に徐々に消失すると考えられるため、現在対インフレ圧力が日銀と黒田日銀総裁にのしかかっています。
日本は次に何をすべきでしょうか?さらなる増税?量的緩和?
このどちらの選択肢もアナリストらによって散々論じられてきていますが、どちらも精彩を欠いています。

更なる増税は既に病的な日本経済への重荷となり得るでしょう。

量的緩和は白川前日銀総裁が想定したように、物価レベルが落ち続けているときには有効であり得ます。
日銀は緩和プランを早くて10月にも決定する必要があるでしょう。
しかしながらその為には黒田総裁を説得し彼の楽観的市場感を下方修正し、日本経済が弱っていることを認める必要があります。

今日は金曜日。すでにお疲れ気味のマーケットは特に大きな経済データの発表もないままさらにゆっくりとした動きとなりそうです。
一方来週は10月の始まりにともなって鍵となる大きな経済イベントが控えているので、楽しい週となりそうですね。

長期トレーダーの方々、小さな損失に焦らず、大局を見ましょう。短期トレーダーの方々は、責任を持って投資しましょう。
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ではまた来週お会いしましょう。English ver日本語版メルマガ開始しました!登録はこちら:

短期FXテクニカル・レベル分析

USD/JPY 4時間足: 保ち合い。

Invest Divaのオススメ: 109.17の上でロングポジション。ターゲットは110と110.52です。

代替シナリオ: 108.59の下で108と107.31をターゲットに下落。

ダンスフロア概観: 全体として一目の雲の上で上昇トレンドですが、現在108.59または雲と109.17の間で保ち合いです。RSIは中立エリア上方です。

サポートとレジスタンス
110.52

110

109.17 ピボットポイント

108.59

108

107.31

GBP/USD 4時間足: 保ち合い。

Invest Divaのオススメ: 1.279の下でショートポジション。ターゲットは1.171と1.6060です。

代替シナリオ: 1.6323の上で1.6398と1.6485をターゲットに上昇。

ダンスフロア概観: 一目の雲に突入し、1.6323の23%フィボナッチレベル前後で保ち合い中です。RSIは中立エリアからわずかに下落しつつあります。

サポートとレジスタンス
1.6485

1.6398

1.6323 ピボットポイント

1.6279

1.6171

AUD/USD 4時間足: 下落傾向続く。

Invest Divaのオススメ: 0.8797の下でショートポジション。ターゲットは0.8743と0.8659です。

代替シナリオ: 0.8839の上で0.8891と0.8937をターゲットに上昇。

ダンスフロア概観: 一目の雲の下で全体として下降トレンド。RSIは中立エリア下方。ある国際ブローカーによれば70%のトレーダーはロングポジションであり、市場センチメントを逆張り指標として用いると、弱気バイアスです。

サポートとレジスタンス
0.8937

0.8891

0.8839 ピボットポイント

0.8797

0.8743

0.8659