アジアの旧正月と日本円

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アジアの旧正月と日本円

中国の旧正月がやって来ましたがまだまだアジアから大きな経済の動きが届いています。
アメリカのフォロワーさんにはちょっと変に聞こえるかもしれませんが、アジアというのは何も中国ばかりではありません。
ちょっと皮肉な物言いになってしまいましたが、今日は水曜日の日銀政策発表に伴う日本円の動きについて見てみましょう。

*最新情報

日経平均株は2007年の7月以来最高値を記録しました。
アジア市場の取引量は旧正月のためにかなり手薄かったものの、オフィスに缶詰になっているトレーダーのお陰で日本の株価指標は前回の金融危機以前のレベルを超えるところまで回復。
日銀は従来の異次元金融緩和を継続することとなり、また経済見通しも輸出を主な推進力として改善しました。

今週はすでに日本経済について多くの発表がなされています。

景気後退局面は脱却

月曜日日本のGDPが発表され、0.9%の予想値は下回ったものの、2014年の第4四半期は0.6%の拡大を示し、景気後退局面から脱却したことを示しました。イェイ!

一方前回の数値は-0.4%から-0.5%に下がってしまいました。

消費は増税影響を引きずる

GDPは拡大したものの、日本の消費者は未だ去年の消費税増税から回復しきっておらず、家計支出も小売売上高も予想値より大幅に低いものとなりました。
日本政府が2014年4月に消費税率を5%から8%に増税することを決定してから約1年が経ちますが、増税は増税分折込価格のため商品の値上げを促し、同時に消費者の支出を抑制する結果となっています。

通貨戦争は続く

先日の記事でも述べたように、ほとんどの通貨は自国の中央銀行が通貨安のため緩和政策を取る結果、通貨戦争に引きずり込まれつつあります。
ある地域の通貨が通貨安になると購買力が下がり、その地域の消費者は同じ製品に対してより高い値段を支払わなくてはならず、インフレが加速します。
為替の世界では、ある通貨が安くなれば他方の通貨が比較の問題で上昇します。
このため各中央銀行は再び自国の通貨安を維持するためにさらなる金融緩和に備える必要があります。
そして、まさに日本の中央銀行は通貨安を望んでいる状態なのです。

日本の政策は楽観的にとどまり、日本経済に対して肯定的な期待を発信し続けてきました。
インフレを誘発するために、経済への刺激を増やそうとBOJから今週、さらなる追加緩和が見られる可能性があります。

テクニカル分析

FXダンスフロアでは、円安はドル円チャート上での高昇という形で現れます。
日足チャートではすでに116.71の23%フィボナッチレベルから上へバウンドしており、一目の雲を上抜けしコマのローソク足が観測されます。さらなる上昇が期待でき、ターゲットは再び120.465と121.625です。

ドル円は3月までに121またはそれ以上ののレベルにまで戻るのでしょうか?
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