ギリシャとその他EU勢との話し合いが金曜日、金融改革と引き換えにアテネ勢への4ヶ月の救済ローンの延長が認められることでようやく一時休戦にこぎつけました。
ただしアレクシス・ツィプラス首相からしてみれば、最も苦戦を強いられる話し合いは未だ彼らの前に残っている状態です。
しかしながら現在のところ、ギリシャはドイツの気が変わらぬうちに小切手にサインしてもらえるよう、改革案についてのTODOリストを仕上げねばなりません。
アテネにとって一番手をつけやすいのは大量に存在する脱税と、政府の4年間の「取り締まり」にもかかわらず未だはびこる汚職の摘発でしょう。
ある情報源によればギリシャはこうした取り締まりに関する項目に予算は一切割かない方針のようです。
代わりにヨーロッパ勢はギリシャがいかにこれを成し遂げるつもりなのかの言質を取る必要があります。
マーケットはこのニュースをほぼ予見していたようで、米国債やドイツ国債などのリスク退避用の安全資産を売り、株の買いに走りました。
FXダンスフロアではしかしながら誰もドイツがこの結果に同意したことに完全には納得できていないようです。
仮にドイツが同意したところで、4ヶ月の間に何が変わるのでしょうか?
ユーロは金曜日に若干上昇を見せましたが日曜日の夜までには元にもどり、上昇モメンタムも消失してしまいました。
ブローカーの中には金曜日の結果のために大きなギャップが週明け生じるのではないかと注意を促したところもあったようですが。ユーロは相変わらず横ばい状態を続けており、ギリシャ問題についてとりあえずはなんの注意も払っていないようです。
CNBCのアナリストによると、ギリシャ経済はまだ立ち直っておらず、起こりえるギリシャの脱退(Grexit)への真の懸念はロシアと中国の関係です。
両国の接近はもちろん欧州の望むところではありません。
アジアの主なマーケットは旧正月のため閉場中です。
このため日曜夜の金融市場はそれほど勢いのあるものではなく、ロンドン時間には予想より悪いドイツのIfo景況感指数が発表され、ユーロは下落しました。
今日はこれ以上、FXにダンスフロアのカップルたちを震わせる経済的なイベントはありません。
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