不確実性の時期

不確実性の時期

昨日のFXダンスフロアでは、多くの通貨ペアが広く動きを控えました。
英国のポンド氏はドルとユーロに対して上昇を見せましたが、1日の終りにはほぼプラマイ0の結果に落ち着きました。キーワードは不確実性。米国によるイスラム国(ISIS)への空爆が不確実性を深めています。
デーヴィッド・キャメロン英首相もまた英国空爆の参加を示唆しており、英国議会は金曜日に再招集予定です。

通貨市場は硬直状態に陥っている一方、世界の株式市場は昨日大きく下落しました。
ユーロ圏市場下落の原因の多くはECBの無政策とユーロ圏から出る経済データの不調のためでしょう。
米英の株式市場もまた地政学リスクの高まりに加え中国と中国の生産性への不安(ちょっとした恐怖の種でもあります)のため、同様に崖から転がり落ちました。
一方コモディティ市場では金と原油価格が上昇しました。

米国ドルへの懸念が拭えない以上、戦争は経済的帰結になりえます。
9.11から続くアフガニスタン、イラクとパキスタンとの戦争のコストは計4.4兆ドルと推計されており、米国は増税や戦争債の売却を以ってこれを賄ってきました。
ISIS戦へのロシアの脅威が加わり、今度は何が起こるのでしょうか。
第3次世界大戦ではないことを祈りましょう。

一方南半球からは、オーストラリア連邦銀行の発表がアジア時間の木曜早朝から行われるため、豪ドルが前回設定したベアターゲットに向かって下落の可能性があります。

経済データ的には比較的軽い日々が続き、FXマーケットは世界のリスクセンチメントと地政学上の不安に従って動くでしょう。

長期トレーダーの方々、小さな損失に焦らず、大局を見ましょう。短期トレーダーの方々は、責任を持って投資しましょう。
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ではまた明日お会いしましょう。

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短期FXテクニカル・レベル分析

EUR/USD 4時間足: 保ち合い。

Invest Divaのオススメ: 1.2836の下でショートポジション。ターゲットは1.2810と1.2771です。

代替シナリオ: 1.2810の上で1.2874と1.2917をターゲットに上昇。

ダンスフロア概観: 全体として一目の雲の下で下降トレンドです。RSIは中立エリアの下を遷移中。ある国際ブローカーによれば56%のトレーダーはロングポジションであり、市場センチメントを逆張り指標として用いると、弱気バイアスです。

サポートとレジスタンス
1.2974

1.2917

1.2874

1.2836 ピボットポイント

1.2810

1.2771

USD/JPY 4時間足: 保ち合い。

Invest Divaのオススメ: 108.71の上でロングポジション。ターゲットは109.17と110です。

代替シナリオ: 108.71の下で107.31と106.15をターゲットに下落。

ダンスフロア概観: 全体として一目のクオの上で上昇トレンドですが、現在108.71付近で保ち合い傾向です。RSIは中立エリア上空です。

サポートとレジスタンス
110

109.17

108.71 ピボットポイント

107.31

106.15

AUD/USD 4時間足: 下落続く。

Invest Divaのオススメ: 0.8895の下でショートポジション。ターゲットは0.8839と0.8790です。

代替シナリオ: 0.8895の上で0.8937と0.8981をターゲットに上昇。

ダンスフロア概観: ペアは一目の雲の下で強い下降トレンドです。現在は一時期的に0.8839の底値からリバウンドし0.8891に接近中ですがじき再び下降に戻るでしょう。RSIは中立エリアより下です。

サポートとレジスタンス
0.8981

0.8937

0.8895 ピボットポイント

0.8839

0.8790