ユーロ・ボラティリティ

ユーロ・ボラティリティ

ユーロのボラティリティが上昇中です。
ユーロ氏はレディー・米ドルに対して昨日で二日間、連続的に下落を続けています。ドイツビジネスセンチメント(ZEW)発表による部分もありますが、根本的にはロシア-ウクライナ危機の不確実性が繰り返し懸念となっています。ドイツのZEW調査はここ8ヶ月下落を続けており、現在値は8.6、2012年の12月以来最低値です。ロシアはドイツの最大貿易相手国の1つであるため、早期解決のサインもなくドイツのビジネスセンチメントが下落するのに不思議はありません。

国際株式市場もまた苦境です。ユーロ安と同じ理由で欧州株もまた転落しており、DAXは0.7%の下落を見せました。ZEW指標の下落からウクライナ危機を発端とする、短期におけるドイツとユーロ圏経済下降のリスクが確認できます。

ユーロ圏はしかしながら単なる犠牲者というわけではなく、FTSE指標は穏やかに弱まっており、さらに興味深いことに90日間平均で見た取引量は40%にとどまっています。もちろん夏季の小康という面もありますが、大きくは国際的な不確実性のためトレーダーたちは不十分なクルーを手にしばし行動を控えているようです。

しかし犠牲者がいるところには勝者がいるものです。経済的には今回の勝者はアメリカでしょう。ドルは他のダンスパートナー(主要通貨)に対して比較的実のある利益を上げ続けており、投資家たちは恐怖と不確実性から集団心理的にもドルへの選好性を高めているようです。群衆の智慧ですね。

今日重要なその他のニュースとしてはイギリスの失業率発表、ユーロ圏の工業製品データ、アメリカの小売売上高発表などがあります。
既に発表された中国の工業製品データ、小売売上高はわずかに低い数値となり、同国の経済的繁栄がどちらの側に転ぶのか市場に予断を許さない状況に留まりました。

長期トレーダーの方々、小さな損失に焦らず、大局を見ましょう。短期トレーダーの方々は、責任を持って投資しましょう。
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ではまた明日お会いしましょう。

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短期FXテクニカル・レベル分析

EUR/USD 4時間足: 混戦。

Invest Divaのオススメ: 1.3441の下でショートポジション。ターゲットは1.3331と1.3256です。

代替シナリオ: 1.3441の上で1.3519のレジスタンス(前回のサポートが転)と1.3637をターゲットに上昇。

ダンスフロア概観: ペアはキーとなるレジスタンスレベルの下方にとどまっています。

サポートとレジスタンス:
1.3637
1.3519
1.3441 ピボットポイント
1.3331
1.3256

GBP/USD 4時間足: 抑圧傾向。

Invest Divaのオススメ: 1.6883の下でショートポジション。ターゲットは1.6696と1.6651です。

代替シナリオ: 1.6881の上で1.6969のレジスタンス(前回のサポートが転)と1.7100をターゲットに上昇。

ダンスフロア概観: ボリンジャーバンドの下方バンドに接近中。RSIは売られすぎゾーンの直下で、更なる下落の前に短期的な上昇が見込まれます。

サポートとレジスタンス:
1.7100
1.6969
1.6883 ピボットポイント
1.6696
1.6651

USD/JPY 4時間足: 保ち合い。

Invest Divaのオススメ: 102.31の上でロングポジション。ターゲットは102.42と102.49です。

代替シナリオ: 102.31の下で102.12と101.99をターゲットに下落。

ダンスフロア概観: 一目の雲に突入するところで、RSIは中立エリアの上方です。

サポートとレジスタンス:
102.73
102.49
102.31 ピボットポイント
102.12
101.89