イーサリアムクラシック、ハードフォーク後も弱気相場か: イーサリアムの分岐によって誕生したイーサリアムクラッシク(ETC)のハードフォークが5月29日火曜日に行われます。
今回のハードフォークの目的は新たな仮想通貨を生み出すことではなく、イーサリアムクラシックのマイニングの利益性を維持することです。具体的には590万ブロック内で、ディフィカルティボム(Difficulty Bomb)と呼ばれるブロック生成の難易度を高める機能が取り除かれることになり、ハードフォークを行わなければ、数カ月以内にイーサリアムクラシックのマイニングは無報酬となります。
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イーサリアムクラシックはブロックチェーン、ネットワーク、コミュニティにおいてイーサリアム以上の仮想通貨だと言えるでしょう。取引上での利用のほかにも、ETCの利用で複雑なコントラクトを自律的に処理することが可能となります。イーサリアムと違いETCはPoSに移行する予定はないため、ネットワークを維持するためにディフィカルティボムを取り除く必要があるのです。
対米国ドルの価格を見てみると、ETCは去年5月の値上がり以降不安定な動きを見せており、今年1月に最高値の47ドルに達したのち、13ドルのレベルで支えられながら価格は大きく上下しています。現在は一目均衡表の雲の下で取引されており、今後13ドルまで引き戻す可能性もあるでしょう。
今回のハードフォークをきっかけに値上がりする可能性もありますが、テクニカルな視点から言うと強気相場を示すサインは見られません。

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