Japanese TV Appearance

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Japanese TV Appearance

This week I appeared live on Japanese TV after five years of being absent.  Something that used to be so easy and natural for me five years ago before I moved to New York, now was refreshingly exciting!

— five years ago on NHK —

Check it out here (if you understand Japanese of course) to hear my views on the US economy and the movements of the Japanese Yen.

キアナ ダニエル:InvestDiva.comの創設者兼CEOであり、『Invest Diva’s Guide to Making money in Forex』の著者。FX取引に関する教材、またマーケット最新情報について、ぜひinvestdiva.comの英語、日本語サイトを覗いてみください。いい英語の勉強にもなること間違いなしです。Emailアドレスの登録をお忘れなく! 

(スタジオ・キャスター

では、この時間は、ニューヨークを拠点に投資アドバイザーとして、活躍している

インベスト・デイーバのCEO、キアナ・ダニエルさんと電話を結んでお話をお伺いします。キアナさん、よろしくお願いします!

早速ですが、きょうは、アメリカのファンダメンタルズに関する現状と注目ポイントから、伺います。まずは、今日から始まるFOMCと金利動向ですね?

(キアナさん)

金 利

6年半もの間、アメリカのFederal Reserve Bankは金利をほぼゼロにおさえており、同時に金融の世界ではFRBがいつこれを再び上げるのか予測し続けてきました。

3月の会議でFRBは金利引き上げについて”patient”という言葉を声明から取り除き、今年中の引き上げを予感させています。「忍耐」を意味する”patient”が取り除かれたということは、文字通りFRBが6月にでも金利引き上げに踏み切るのではないかと多くのエコノミストが考えています。金利が引き上げられれば、経済が活性化すると同時に、借り入れを減少させ株や国債取引が縮小する可能性があります。

しかし会議後の記者会見で、ジャネット・イエレン総裁は金利引き上げへのステップとしてFRB声明から”patient”が取り除かれたとはいえ、明確な時期はまだ決定していないと強調しました。イエレン氏はいかなる決定も最新の経済データを主な材料として判断すると言っており、以来、今のところ経済データは不調が続いています。

金利引き上げは直に行われると考えられますが、少なくとも水曜日の新たな声明を待ってください。

 

⚫(スタジオ・キャスター)

そして、気になるアメリカの雇用環境と消費マインドは、どのようにみていますか?

(キアナさん)

アメリカの雇用部門は3月の実質的な雇用増加数が市場の期待を裏切って、24.5万の予測に対し12.6万の結果となり大きな打撃を受けました。ただ失業保険を求めるアメリカ人の数は先週変化したため、経営者はごく少数の職しか切っていないことがわかります。このため今回の成長鈍化が一時的なものであると考えられます。ただし悲観的なアナリストの一部は今週の発表で再び失業率が増加すると予測しており、この場合ドルにも悪影響が出ると思われます。

消費者心理

アメリカの消費者はアメリカ経済やインフレ率について非常に楽観的に受け止めているようで、4月にはここ8年以上の中で2番目に高い消費者信頼感指数を出しました。ミシガン大学によれば、こうしたセンチメント指標は3月の93から95.9に上昇したそうです。

将来的な仕事や収入への期待、石油コストの下落、そして冬の終わりと言った要素が消費者支出に大きく貢献していると考えられます。
⚫(スタジオ・キャスター)

一方で、今週のアメリカ・マーケットで注目が集まるのは、GDPの発表ですね?

(キアナさん)

GDP

今年も今のところ、冬と一年のスタート時期があまり経済的に芳しくない、去年と同じパターンだと言えます。この場合ほとんどの投資家は第1四半期がスローダウンしても、これを一時的なものと考え今後の経済成長に期待することが多いです。第1四半期のGDP成長率はせいぜい1.3%であろうと見積もられていますが、第2四半期の予測は1月の2.8%から3%に引き上げられました。

(スタジオ・キャスター)
では、ドル円相場の現状と注目ポイントについてはどのように見ていますか?

(キアナさん)

USD/JPYの動きはアメリカ経済と日本経済という2つの要素によって影響をうけます。

先程も述べたとおり、長期的なUSDの見通しは一般的にはドル高であり、金利引き上げがさらにドルを押し上げると考えられています。

しかしながら現在のレンジを破り125のレベルに到達するためにはドル高だけでなく、円安も必要と言えるでしょう。

日銀の黒田総裁は、既に日銀の政策担当者らがQE終了に向けての話し合いを進めているということを最近発表しました。黒田総裁が日本経済は来年までにはインフレ目標を達成できそうだと述べ、量的緩和の必要性がなくなってきたことを匂わせると円は下落しました。

最新の日本の経済データを見てみると、いくつかの好調な数値が並んでおり、おそらくこれが日銀の強気な発言の背景となっていると思います。しかし、大部分の指標は未だに予想を下回る数値となっており、日本経済が回復するためにはまだまだ多くの仕事が必要だと考えます。

もちろんこのことは多くの反論を呼んでおり、中には元財務省の内海氏も含まれています。内海孚氏は、経済刺激策を手放すことは国債の利ざやを拡大し、政府の返済額をふくらませるため日銀にとっての「悪夢」となると述べています。確かに既に日本政府は財政赤字に対応するため、昨年の4月に消費税を増税しましたが、残念ながら結果的に消費者支出が長期的に落ち込んだことが思い出されます。

テクニカル分析の視点からいうと、USD/JPYはしばらく118から121のレンジで遷移すると考えています。長期的には125のレベルまで上昇すると見ています。

⚫(スタジオ・キャスター)

続いて、ユーロドル相場の現状と注目ポイントはいかがですか?

(キアナさん)

Reutersの調査によれば、ギリシャがユーロ圏を離脱する可能性は40%ほどのようです。通貨市場のトレーダーたちの間では約半数のみが、ギリシャがたとえデフォルトしてもユーロ圏にとどまる事ができると考えていることになります。

ギリシャが世界相手に交渉を行うチームを変更したというレポートを受け、ヨーロッパの株価は月曜日に上昇しました。

ユーロはドルに対して3週間に渡り上昇傾向ですが、これはアメリカの経済指標が予想値を下回ったため、短期的なドル安に負うところが大きいと考えられます。しかしながら今後ドル高予測が進み、ユーロ圏のいざこざが続けば、EUR/USDのパリティが十分に考えられます。特に現在のサポートである1.04を下回ると可能性は大きくなります。